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COLUMN

  • 住宅ローン控除を夫婦それぞれで受けられるの?共有名義で賢く節税する方法とは

マイホーム購入は人生における大きな決断です。
特に共働き世帯にとって住宅ローン控除を最大限に活用することは、将来の資産形成において重要な戦略となります。
そこで注目されるのが【共有名義による住宅ローン】です。
夫婦共有名義は、夫婦それぞれで住宅ローン控除を受けれる可能性を秘めていますが、同時に複雑な手続きやリスクも伴います。

そこでこの記事では夫婦共有名義における住宅ローン控除のメリットとデメリット等のポイントを解説します。
これを読めば夫婦共有名義があなたにとって最適な選択肢かどうか、その判断材料が得られるでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

住宅ローン控除を夫婦それぞれで受けれる夫婦共有名義のメリットとデメリット

共有名義とは、不動産を複数人で所有することを指します。
住宅ローンにおいて夫婦共有名義を選択するメリットとして、まず挙げられるのが、住宅ローン控除をそれぞれで受給ができる可能性です。

1: 夫婦共有名義で住宅ローン控除の受給【ペアローン】【(収入合算)連帯債務型】

夫婦共有名義の場合、それぞれの持ち分に応じて住宅ローン控除を受けることができます。

2: 借入額の増加【ペアローン】【(収入合算)連帯債務型】【(収入合算)連帯保証型】

夫婦共有名義にすることで、単独名義よりも多くの借入額が認められるケースがあります。

3: 相続税の節税効果【ペアローン】

夫婦共有名義の場合、相続時に相続税の対象となる財産が分割されるため、節税効果が期待できます。
しかし、夫婦共有名義にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。

住宅ローン控除を2重にする?共有名義のメリットとデメリット

共有名義とは、不動産を複数人で所有することを指します。
住宅ローンにおいて共有名義を選択するメリットとして、まず挙げられるのが、住宅ローン控除を2重で受給できる可能性です。

1: 住宅ローン控除の2重受給

共有名義の場合、それぞれの持ち分に応じて住宅ローン控除を受けることができます。
例えば、夫婦でそれぞれ50%の持ち分を持つ場合、夫と妻それぞれが個別に住宅ローン控除の対象となり、2重の控除額を受けられる可能性があります。

2: 借入額の増加

共有名義にすることで、単独名義よりも多くの借入額が認められるケースがあります。
これは、2人の収入を合算して審査が行われるため、より多くの資金を借りられる可能性があるからです。

3: 相続税の節税効果

共有名義の場合、相続時に相続税の対象となる財産が分割されるため、節税効果が期待できます。
特に、相続税の基礎控除額を超える高額な不動産を所有している場合は、効果が大きいと言えるでしょう。

しかし、共有名義にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。

1: 売却時の手続きの複雑化

共有名義で不動産を売却する場合、すべての共有者の同意が必要となります。
そのため、売却をスムーズに進めるためには、事前に共有者間で売却条件や売却時期についてしっかりと話し合っておく必要があります。

2: 共有者間のトラブルの可能性

共有名義は、共有者間でトラブルが発生するリスクも孕(はら)んでいます。
例えば、将来、夫婦が離婚した場合や、共有者の一方が死亡した場合、残された共有者が不動産の売却や管理について意見が一致しない可能性があります。

3: 収入の変化による負担増加

共有名義の場合、共有者の一方の収入が減ったり、失業したりした場合、残された共有者が負担を多く負うことになります。
特に、夫婦間で収入格差が大きい場合、収入の少ない方が負担を多く負うことになる可能性も考えられます。

共有名義で住宅ローン控除を受けるための条件

共有名義で住宅ローン控除を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
特に重要なのは、住宅ローンの借入方法です。
共有名義の住宅ローンは、大きく分けて「ペアローン」と「連帯債務」の2つの方法があります。

1: ペアローン

ペアローンは、夫婦がそれぞれ独立した借り手として住宅ローンを組む方法です。
それぞれの収入で審査が行われ、それぞれがローン契約を締結します。
そのため、住宅ローン控除もそれぞれが個別に受けられます。

2: 連帯債務

連帯債務は、夫婦が共同でローン契約を締結する方法です。
収入は合算して審査が行われ、ローン契約は1つになり、住宅ローン控除も受けれます。
しかし、ペアローンは、それぞれの収入が安定していることが条件となります。
また、連帯債務は、収入が安定していない場合や、借入額を増やしたい場合に有効です。

共有名義の落とし穴:売却や収入の変化に備えよう

共有名義は、住宅ローン控除の恩恵を受けられる一方で、将来にわたる影響も考慮する必要があります。
特に注意すべき点は、売却時の手続きや、収入の変化による負担増加です。

1: 売却時のトラブル

共有名義で不動産を売却する場合、すべての共有者の同意が必要となります。
そのため、将来、共有者の間で意見が一致せず、売却が困難になる可能性があります。
例えば、離婚や相続によって、共有者が複数になった場合、売却の条件や時期について意見が分かれる可能性があります。

2: 収入の変化による負担

共有名義の場合、共有者の一方の収入が減ったり、失業したりした場合、残された共有者が負担を多く負うことになります。
特に、夫婦間で収入格差が大きい場合、収入の少ない方が負担を多く負うことになる可能性も考えられます。
例えば、収入の多い方が失業した場合、収入の少ない方がローン返済の負担を多く背負うことになります。

これらのリスクを回避するためには、事前に共有者間でしっかりと話し合い、売却や収入の変化に備えておくことが重要です。
具体的には、売却時の条件や、収入が減少した場合の対応について、事前に合意しておくことが大切です。

まとめ

共有名義は、住宅ローン控除を2重にできる可能性を秘めた、魅力的な選択肢です。
しかし、売却時の手続きや、収入の変化による負担増加など、リスクも存在します。
共有名義を選択する際には、メリットとデメリット、そして将来にわたる影響を十分に考慮した上で、慎重に判断する必要があります。

この記事では、共有名義のメリット、デメリット、そして控除額を最大限に引き出すためのポイントを解説しました。
これらの情報を参考に、最適な選択をしてくださいね。

編集者

【監修】共有持分サポート
【監修】共有持分サポート
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