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COLUMN

  • 共有持分の売却相場は?高く売るための査定ポイントを解説

共有持分を所有していて、売却を考えているけど、相場が分からず不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、共有持分の売却相場はどのくらいなのか、共有持分の査定のポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

共有持分の売却相場とは?

共有持分の売却相場は、市場価格の1/2~1/3程度とされています。

しかし、実際には物件の状態や共有者の状況によって大きく変動します。

1:共有持分の市場価格とは

共有持分の市場価格は、その物件全体の市場価格に持分の割合を掛けたものです。
例えば、市場価値が4,000万円の住宅で持分割合が1/2の場合、2,000万円が共有持分の市場価格となります。

2:なぜ共有持分の売却相場は安くなるのか

共有持分は、市場価格よりも安くなってしまうことが多いです。
これは、共有持分は他の共有者の同意なしに自由に活用できないため、購入者にとってリスクが高いと判断されるからです。

3:誰が共有持分を買うのか?

共有持分を購入する人は、以下の3つのケースに分かれます。

・同じ不動産を所持している他の共有者
・共有持分を専門に買い取りしている不動産買取会社
・不動産投資家

査定のポイントを理解して、高く売却しよう

共有持分の査定では、さまざまな要素が考慮されます。
これらのポイントを理解することで、より適切な価格で売却できる可能性が高まります。

1:共有者の数

共有者の人数が少ないほど、売却時に高値で買い取ってもらえる可能性が高まります。
なぜなら、買取会社が他の共有者との交渉を行う手間が減るためです。
具体的には、売主を含めて共有者が3~4人程度であれば、比較的査定額も高くなる傾向があります。

2:立地条件や周辺状況

不動産の「状態」「立地」も査定のポイントとなります。
良好な条件や立地を持つ不動産はニーズが高く、買取会社も再活用しやすいためです。
具体的には、以下の要素が重要です。

・駅やバス停までの距離
・周辺に商業施設や病院、学校などはあるか
・建物の劣化具合や築年数

3:土地・建物の共有持分がセットになっているかどうか

土地と建物両方の共有持分を持つ場合、それらを一緒に売却すると買取価格が高くなる可能性があります。
土地だけ、あるいは建物だけの共有持分でも売却は可能ですが、査定額は低くなる傾向があります。

4:ローンの残債や抵当権

共有名義不動産にローンなどの残債があると、査定以前に売却自体が難しくなる可能性が高いでしょう。
共有名義不動産とは「不動産に関するすべての権利をそれぞれの共有持分の所有者が持つ」という前提があります。
そのため、ローンの残債や借金による抵当権も例外ではありません。
共有持分を売却したい場合は、まずローンの残債や抵当権を解消しましょう。

5:隣接する土地との境界の有無

「隣接する土地との境界標の有無」も共有持分の査定に関わってきます。
境界が不明瞭な土地を売却すると、後で境界に関するトラブルが起こり、訴訟に発展する可能性があるのです。
こういったケースを考慮して、買取会社は境界が設定されていない土地の査定額を、低く見積もることが懸念されます。

まとめ

共有持分の売却相場は、市場価格の1/2~1/3程度とされていますが、実際には物件の状態や共有者の状況によって大きく変動します。
高く売却するためには、査定ポイントを理解し、売却戦略を立てることが重要です。
共有持分の売却を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

 

編集者

【監修】共有持分サポート
【監修】共有持分サポート
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