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COLUMN
  • 共有持分の買取業者を選ぶポイントと注意すべきトラブル事例

共有持分の買取業者

相続や離婚で共有名義の不動産を持つことになったものの、他の共有者と話し合いがまとまらず、困っている方は少なくありません。そのような場合、共有持分専門の買取業者に依頼すれば、自分の持分だけなら他の共有者の同意を得ることなく売却できます。

とはいえ、業者選びを誤ると価格の買い叩きや強引な契約、他の共有者との関係悪化などのトラブルが起きる可能性があります。

そこでこの記事では、信頼できる買取業者の選び方と、よくあるトラブルの回避策を具体的に解説します。共有持分の売却を検討している方、業者選びで悩んでいる方はぜひ最後まで読んでみてください。

共有持分の買取業者

共有持分の買取業者とは?基本を解説

共有持分の買取業者の基本について、以下を解説します。

  1. 共有持分の買取業者とは
  2. 買取業者の目的
  3. 不動産仲介業者との主な違い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

共有持分の買取業者とは

共有持分の買取業者とは、共有名義の不動産において、特定の共有者の持分だけを直接買い取る専門の不動産業者のことです。

民法の規定により、共有者はそれぞれ他の共有者の同意なしに自分の持分を第三者に売却することが可能です。

所有者は、法令の制限内において、自由にその所有物の使用、収益及び処分をする権利を有する

引用:e-Gov法令検索「民法第二百六条」

買取業者に依頼すれば、他の共有者の合意を待たずに自分の持分だけを現金化でき、共有状態から抜け出せます。たとえば「兄弟姉妹3人で相続した実家のうち、自分の3分の1だけを売却したい」という場合に依頼します。

なお、他の共有者への通知も法律上不要です。共有持分の処分方法に迷っている場合には、専門業者への依頼を検討しましょう。

買取業者の目的

買取業者が共有持分を購入する主な目的は以下の3つです。

  • 全体売却の交渉:残りの共有者と話し合い、不動産全体のまとめ売りや金銭清算を目指す
  • 賃貸運用:取得した持分をもとに賃貸活用し、家賃収入を得る
  • 共有物分割請求:交渉で合意が得られない場合、裁判所を通じた競売で換価する

持分を売却した時点で、売主は共有状態から離脱します。その後の交渉や手続きは買取業者が引き継ぐため、売主が関与する必要はありません。

ただし、買取業者のアプローチ次第では、家族や親族との関係に影響が出るケースがあるため、依頼前に業者の対応方針を確認しておくことが大切です。

関連記事「共有物分割請求とは?手続きの流れと費用・弁護士の必要性を解説」では、共有物分割請求の手続きや費用について詳しく解説しています。共有者間で合意が得られない状況の方は、ぜひ参考にしてください。

不動産仲介業者との主な違い

買取業者と不動産仲介業者では、売却の仕組みや対象・スピードが大きく異なります。

自分の状況にどちらが適しているか、以下の表で確認してみてください。

項目 買取業者への売却 仲介業者への売却
売却対象 自分の持分のみ 不動産全体(全共有者の同意が必要)
他の共有者の同意 不要 必要
売却価格 市場価格×持分割合×1/2~1/3 市場価格に近い
成約までのスピード 早い(最短数日〜数週間) 時間がかかる(数ヶ月〜)
向いている状況
  • 共有者と連絡できない
  • 共有者間の関係が悪い
  • 早期に現金化したい
  • 全員が同意可能
  • 価格を優先したい

共有持分を専門としていない一般的な不動産会社では、不動産の活用が難しくトラブルになりやすいため、買取や仲介に対応していないケースがあります。

一方で、専門の買取業者であれば持分のみでも対応可能です。しかし、取得後に不動産を自由に活用できないリスクや、共有者との交渉・権利関係の整理にかかるコストが価格に反映されるため、仲介と比べて買取価格は低くなりがちです。

共有者との関係や売却の優先度に応じて、どちらの方法が適しているか検討してみてください。

関連記事「共有持分を買取に出すメリットとは?検討すべきケースごとに解説」では、買取を選ぶべき状況をケース別に解説しています。売却方法で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

共有持分の買取業者を選ぶ5つのポイント

共有持分の買取業者を選ぶ5つのポイント

共有持分の買取業者は数多く存在しますが、買取価格や対応の質は業者によって大きく異なります。そのため、以下のポイントを事前に確認しておきましょう。

  1. 共有持分の専門買取実績が豊富か
  2. 査定額の根拠を丁寧に説明してくれるか
  3. スピード対応してくれるか
  4. 弁護士・司法書士との連携体制があるか
  5. 第三者による口コミ・評判を確認できるか

契約後のトラブルを防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。

共有持分の専門買取実績が豊富か

共有持分の取引は、通常の不動産売買とは異なる専門知識が求められるため、実績が豊富な買取業者に依頼しましょう。

持分割合の確認、他の共有者との交渉、登記手続き、場合によっては共有物分割請求への対応などが必要になるため、一般的な不動産業者では対応しきれない場面が少なくありません。だからこそ、実績が豊富で権利関係が複雑なケースへの対応力が高い、専門業者を選ぶことが重要です。

買取業者を選ぶ際は、共有持分の専門知識があるかをしっかりとチェックしましょう。

査定額の根拠を丁寧に説明してくれるか

共有持分の買取価格は、共有者の人数や関係性、交渉の難易度、想定される弁護士費用・登記費用などによって変わります。提示額が適正かどうかを自分で判断するためにも、査定額の根拠を丁寧に説明してくれる買取業者を選ぶことが重要です。

根拠の説明が不十分な場合、相場より低い金額を提示されても気づきにくくなります。査定を依頼する際は、説明のわかりやすさや丁寧さも判断材料にしてください。また、相場感をつかむために、複数社に査定を依頼するのがおすすめです。

スピード対応してくれるか

離婚の財産分与や、固定資産税・管理費の負担を早く終わらせたいなど、売却を急いでいる場合には、スピード対応してくれる買取業者かチェックしてください。

売却完了までの期間は、権利関係の複雑さや書類の準備状況など、ケースごとに大きく異なります。「最短〇日」と公式サイトに記載があっても、実際には手続きに時間がかかるケースは少なくありません。

スピードを見極める際は、問い合わせ時の初動対応が一つの参考になります。その際には「自分のケースではどのくらいかかるか」を確認し、理由も含めて説明してくれる買取業者を選びましょう。

弁護士・司法書士との連携体制があるか

共有持分の売却には、法的な手続きが伴う場面が多いため、弁護士・司法書士との連携体制が整っている買取業者を選びましょう。

たとえば、登記名義人がすでに死亡していて相続登記が未了だったり、所在不明の共有者がいて連絡が取れなかったりするケースでは、法律の専門家によるサポートが欠かせません。他の共有者から異議申し立てや法的対応を受けた場合や、売却後に共有物分割請求の手続きが必要になった場合も同様です。

弁護士・司法書士が社内に在籍している、または複数の事務所と継続的な連携体制がある業者なら、法的な問題が生じた際にも迅速な対応が期待できます。公式サイトに「弁護士提携」「司法書士在籍」などの記載があるかを確認し、問い合わせ時にその体制の詳細も聞いておきましょう。

第三者による口コミ・評判を確認できるか

Googleビジネスプロフィールや不動産口コミサイトで、実際に利用した方の評判を確認しましょう。

確認すべきポイントは次のとおりです。

  • 対応の丁寧さ・レスポンスの速さ
  • 査定説明のわかりやすさ
  • 成約後のトラブルの有無
  • 他の共有者へのアプローチが強引でないか

口コミを読む際は、実際のやり取りが具体的に書かれているものを参考にしましょう。

また、口コミが極端に少なかったり、高評価の投稿しか見当たらなかったりする買取業者は、実態の確認が難しいため注意が必要です。評判を調べたうえで気になる点があれば、無料相談を利用して実際に担当者と話して確かめてみてください。

共有持分の買取で注意すべきトラブル事例と回避策

買取業者選びを慎重に進めていても、契約後に以下のようなトラブルが起きるケースは少なくありません。

  1. 相場よりも大幅に低い買取価格を提示された
  2. 強引に契約された
  3. 他の共有者へ勧誘や迷惑行為をされた

あらかじめよくある事例と回避策を把握しておきましょう。

なお、関連記事「共有不動産トラブルとは?段階的な対応フローで解決する方法」では、共有不動産で起こりやすいトラブルと対応フローを詳しく解説しています。共有不動産の問題全般を整理したい方は、ぜひ参考にしてください。

相場よりも大幅に低い買取価格を提示された

適正相場をはるかに下回る価格を提示してくるケースがあります。共有持分の買取価格が仲介より低くなること自体は、買取業者側が抱えるリスクやコストを考えると避けられません。

しかし、適正価格が500万円であるにもかかわらず「権利の整理が難しいので100万円が上限です」と提示される可能性があります。共有持分の買取価格は権利関係の複雑さや物件の状況によって変わりますが、著しく低い金額を提示された際に、根拠説明が曖昧な買取業者には注意が必要です。

低価格提示のトラブルを防ぐには、3社以上に査定を依頼することをおすすめします。価格に大きなばらつきがある場合は、それぞれの買取業者の根拠を改めて確認しましょう。

強引に契約された

「今日中に決めていただければこの金額ですが、明日以降は下がります」「他にも同じ条件で待っているお客様がいます」のように契約を急かしたり「このまま放置すると他の共有者から訴訟を起こされますよ」と不安を煽ったりする買取業者がいます。

こういった言葉はいずれも、考える時間を与えないようにする交渉手法です。焦って契約した後で書面を確認すると「買取価格が口頭説明よりも低かった」「不利な解除条件が含まれていた」というケースもあります。

契約を迫られた場合でも、契約書に署名する前に書面全体を落ち着いて確認する時間を取ることが大切です。内容に疑問がある場合は、弁護士や信頼できる知人など、第三者に相談してから判断しましょう。

信頼できる業者であれば、急かすことはありません。「今すぐ決めてください」と強く迫ってくる買取業者は避けるのが無難です。

他の共有者へ勧誘や迷惑行為をされた

共有持分を取得した後、残りの共有者に対して強引な交渉を行う買取業者がいます。強引な働きかけによって、家族や親族との関係が壊れたり、残りの共有者からの不満が元共有者に向けられたりするケースも少なくありません。

依頼前に他の共有者へのアプローチ方法を確認し「穏やかな交渉を基本とし、当事者同士の合意を優先する」といった方針を明示している業者を選ぶことが大切です。

共有持分を売却する際、トラブルを回避するには買取業者選びが重要です。当社では相続・離婚など複雑なケースも専門家が丁寧にサポートしています。年中無休・全国対応で承りますので、まずは無料相談・査定からお気軽にご連絡ください。

共有持分の買取業者

共有持分の買取業者を利用するメリット・デメリット

共有持分の買取業者への売却は、状況によってメリットをもたらす一方、デメリットも存在します。依頼前に両面を理解したうえで判断しましょう。

メリット デメリット
  • 不動産の状態にかかわらず売却しやすい
  • 他の共有者の同意不要で売却できる
  • 最短数日〜数週間でスピーディーに現金化できる
  • 相続・離婚など複雑な案件でも対応してもらえる
  • 弁護士・司法書士と連携した法的サポートを受けられる
  • 仲介手数料がかからない
  • 仲介より売却価格が低くなる
  • 業者によって対応品質にばらつきがある
  • 他の共有者との関係に影響が出る場合がある
  • 悪質業者に依頼してしまうリスクがある

スピードや手続きのしやすさでは大きな強みがある反面、価格面では妥協が必要になります。ご自身の状況や優先順位を整理したうえで、買取と仲介のどちらが合っているかを検討してみてください。

共有持分の買取で高く売るコツ

共有持分の買取価格は、市場価格×持分割合×1/2~1/3程度になる傾向があります。

しかし、以下のポイントを押さえることで、少しでも高い査定額につなげることが可能です。

コツ ポイント
3社以上に査定を依頼する 価格・根拠の説明・対応の質を比較することで、適正価格の相場感をつかみながら交渉材料にもなる
持分割合・権利関係を確認する 持分割合が大きい・共有者の人数が少ない・抵当権がないといった状況の場合には高値になりやすいため、売却前に登記簿謄本で確認する
他の共有者との話し合いを試みる 全員合意で不動産全体を売却できれば、持分のみの買取より大幅に高い価格での売却を期待できる

各ポイントを押さえたうえで、複数社への無料査定依頼から始めてみましょう。

関連記事「不動産の共有持分を売却したいけど相場ってどのくらい?高額査定につなげるコツとは」では、共有持分の売却相場と査定額を上げるコツを詳しく解説しています。価格面を重視したい方は、ぜひ参考にしてください。

まとめ

共有持分は他の共有者の同意なく売却できる反面、買取価格は仲介よりも低くなりやすく、業者選びを誤るとトラブルに発展するリスクがあります。そのため、実績・査定根拠・スピード・法的連携・口コミの観点で複数社を比較し、トラブルを回避しましょう。

共有持分の処分方法は状況次第で大きく変わるため、判断が難しいと感じたら一人で抱え込まずに専門家への相談を検討してみてください。

なお、当社では累計相談件数5,000件の実績をもとに、共有持分に特化した専門家が状況に合わせて丁寧にサポートしています。無料相談・無料査定はもちろん、仲介手数料・出張費も無料です。まずはお気軽にご連絡ください。

共有持分の買取業者

編集者

【監修】共有持分サポート
編集・監修:共有持分サポート編集部
共有持分サポートは、不動産の共有名義に関するトラブル解決を専門とするサービスを提供しております。
当社では、弁護士・司法書士・不動産鑑定士・税理士など各分野の専門家と連携し、相続・離婚・共有不動産の売却問題などに対応しています。これまでに累計5,000件以上のご相談実績があり、共有持分に関する幅広いケースに対応してきました。
宅地建物取引業免許番号:大阪府知事免許(3)第58721号

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